一般社団法人 Civilユーザ会

代表理事からのご挨拶

2007年土木分野への3次元モデルの導入推進を目的に、Civil 3D User Groupを発足し、その後、2012年に、設計者・施工者をはじめとした土木技術者の集まりとしてCivil User Group(略称:CUG)へと発展しました。
CUGは、平成24年度より開始された国土交通省のCIM活動への対応や、3D部品の公開、CIMインストラクターの認定など、土木技術者を取り巻く環境整備と人材育成に力を入れてまいりました。
こうした「Civil User Group」の活動を支援するために、独立した法人として、2015年4月1日に「一般社団法人 Civilユーザ会」を設立し、今日に至っております。

CUG分会の活動は、東京分会の他、大阪、札幌、広島、新潟、福岡、岩手の7分会に増え、ますます活発となっており、2024年2月時点での登録ユーザ数は、5,500名を超え、多くの方が関心を持って取り組んでいる状況が伺えますが、昨年実施したアンケート結果では、BIM/CIMがまだ十分に理解されていないことがわかりました。このためBIM/CIM講演会を全国7会場で開催し多くの方にご来場いただきました。今年度はさらに多くの会場で開催を予定しておりますのでご期待ください。

国土交通省のBIM/CIM原則適用が全建設事業に拡大していくように、引き続き、Civil User Groupと一般社団法人 Civilユーザ会が表裏一体となり、BIM/CIMの進展を支えていく所存でございますので、皆様の幅広いご支援とご参加をお願いいたします。

2024年2月1日

一般社団法人 Civilユーザ会 代表理事 藤澤 泰雄

CIMプロセス

組織

Civil User Group 組織図

沿革

2007年
AutoCAD Civil 3Dのモデルベース設計(現在の設計段階のCIM)コンセプト普及とアーリーアダプターを支援するためのユーザーによる任意団体として、オートデスクの支援を受けて発足
2012年
国土交通省のCIM導入検討開始に合わせて、Civil 3Dユーザーグループを発展的に解散し、新たにオートデスクから独立した任意団体としてCivil User Group(東京、大阪分会)が活動開始
2014年
北海道分会設立活動開始、Civil 3Dスタイル更新SWG活動開始、3D部品SWG活動開始
2015年
広島分会設立活動開始、300の技更新SWG開始
2015年
Civil User Groupの活動本格化に伴い、一般社団法人 Civilユーザ会として法人格を取得
2016年
AutoCAD Civil 3D 235の技 出版
2018年
新潟分会設立活動開始
国土交通省i-Construction大賞 優秀賞受賞
土木技術者のためのRevit入門 出版
2019年
福岡分会設立活動開始
2021年
AutoCAD Civil 3D 255の技 2021対応版 出版
2022年
会員登録数5,000人超過
2023年
岩手分会設立活動開始
BIM/CIMスペシャリスト認定開始

本会の目的

(目 的)

当法人は、建設分野における3次元モデル利活用の普及、推進を行うことを目的とする。

(事 業)

当法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
1. 3次元モデルを活用した建設情報の利活用、マネージメントの普及、推進に関する動向調査及び研究
2. 出版物の企画、制作、販売
3. 3次元モデル作成ツール、パーツの企画、制作、販売
4. 教育事業、カウンセリング及びコンサルティング
5. 講演会、シンポジウム、セミナー、展示会等の開催
6. 関連する公官庁、団体その他関連機関との協力連携及び提言
7. 一般労働者派遣事業
8. 前各号に附帯又は関連する一切の事業